kaneka　外観検査に適した光を作り出す有機EL照明

製品の品質を左右する大きな要素として、見え方＝“外観”が一番に挙げられます。
中身が良い製品でも、人の目は優秀な為、最初に飛び込む視覚情報での良し悪しは、
感覚的に印象を操作してしまいます。
しかしいくら外観に注意を払っても、小さなキズや凹みは見つけ難い。

それは環境光によって見える見えないが大きく左右されるからです。
そもそも光が無ければ外観を認識する事はできません。
なので、光の質の選定が外観検査の第一歩になります。

近年では電力消費やエコの観点から白熱灯や蛍光灯の生産量が落ち、
LEDを使用した器具に世代交代し、外観検査でもLEDが採用されています。
しかしLEDの多くでは細かい発光体の集合で構成されている為
均一の光が得られず、粒状のまだらになる事が多いのが現状です。
それを解消するためには、光量をあげて粒上の光の明暗の境界線を無くしています。
そのような状態は白い強い刺激を目に感じてしまい、眩しすぎる現象を引き起こします。
これにより作業者の負担はもとより、キズや凹みを隠してしまう事になります。

有機ELの光は必要な照度を確保する為にワークに近づけても“ギラツキ”　を感じる事はなく特徴的なフラットな均一な光でワークを覆う為、光量をあげる必要がありません。

作業者は光源とワークの距離を適度に調整する事で、適切な環境で検査を行う事が出来ます。
フラットで優しい光が作業者の負担を劇的に下げると共に、キズなどの違和感を見つける事が容易になります。


カネカ　有機EL照明産業用については、コチラ
https://www.kanekaoled.jp/utilize/case07.html