🔹 シャープエッジテスター SET-50
製品の安全品質を簡単に確認するツール
シャープエッジテスターは、UL1439規格に準拠した 鋭利なエッジの安全性を客観的に評価する世界標準の試験器です。
アーム先端に取り付けた専用テープ（TC-3）を6.7Nのテンションでワークのエッジに接触させ、 一定距離を往復運動させることで、バリの危険度を確認します。
テープは人の指先を模しており、試験後の状態でリスクを定量的に評価できます。
UL1439規格概要と日本での活用
UL1439は、米国の「機器の鋭利なエッジ」に関する安全規格です。 製品使用時に発生し得る「切創リスク」を定量的に評価する手順を定めています。
家電、OA機器、医療機器、日用品など幅広い製品分野が対象で、 「一般の使用者が触れる可能性のある電気・電子機器」が主な対象です。
日本では、JIS T 9112（乳幼児製品）との棲み分けがあり、 UL1439は一般製品の安全評価に広く利用されています。
特に複写機やAV機器設計の安全評価で用いられ、 JBMIA（ビジネス機械・情報システム産業協会）ガイドラインにも採用されています。
判定基準と試験方法
シャープエッジテスター（SET-50）を使用し、 皮膚を模した3層構造の検知テープ（TC-3）を6.7Nの一定荷重で押し付けます。
テープをエッジに50mm往復（計100mm）移動させ、 外層2層が切断されなければ合格、切断されれば不合格となります。
- 合格：外側2層が切断されない。
- 不合格：外側2層のいずれかが切断される。
製品仕様（Model SET-50）
| 項目 |
仕様 |
| テンション |
6.7 N ± 0.02 N |
| 試験距離 |
101.6 mm（標準）※距離が取れない場合は往復で評価 |
| 規格準拠 |
UL1439 |
| オプション |
TC-3テープキット（44個入）
キャリブレーション用錘 AY67（T-6.7N） |
| 主な用途 |
電気製品・玩具・一般製品などの鋭利部評価 |
🔹 Sharp Edge Tester – SET-50
A simple tool for verifying product safety and quality.
The Sharp Edge Tester complies with UL1439 standards, providing an objective and global method for evaluating the safety of sharp edges.
A TC-3 tape kit is attached to the tester arm and pressed against the target edge with a constant tension of 6.7 N, moving back and forth to assess the sharpness hazard.
Evaluation Criteria
- Pass: Outer two layers of the detection tape remain intact.
- Fail: Either of the outer two layers is cut.
Main Specifications (Model SET-50)
| Parameter |
Specification |
| Tension |
6.7 N ± 0.02 N |
| Test Distance |
101.6 mm (standard) |
| Applicable Standard |
UL1439 |
| Options |
TC-3 tape kit, calibration weight (T-6.7 N) |
| Applications |
Evaluation of sharp edges in electronic, toy, and consumer products |